クラシック三冠初戦の皐月賞(GⅠ)は、先行したセイウンスカイ・キングヘイローに差し届かず3着に敗れるも、次走日本ダービー(GⅠ)は2着に5馬身差をつける圧勝。2歳時の新馬戦からコンビを組んできた名手・武豊に初めての日本ダービー優勝を贈った。
その後菊花賞(GⅠ)ではセイウンスカイの2着、ジャパンカップではエルコンドルパサーの3着と勝ちきれないレースが続いたが、4歳となった翌1999年は、始動戦アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)を勝って勢いをつけ、3連勝で天皇賞(春)(GⅠ)を制覇。初の古馬GⅠタイトルを手にした。
宝塚記念(GⅠ)では新たなライバル・グラスワンダーに敗れたものの、天皇賞(秋)(GⅠ)・ジャパンカップと、秋の中距離古馬路線のGⅠを連勝。
ラストランとなる有馬記念でもグラスワンダーにハナ差及ばず2着に敗れたが、中長距離路線の王道レースを走り続け、17戦中16戦で3着以内という安定した成績を残した。
スペシャルウィークSpecial Week
1995年5月2日生 牡 黒鹿毛
父:サンデーサイレンス 母:キャンペンガール
特別な週
開催日 | レース名 | 開催場所 | 着順 | 騎手 | コース・距離 | タイム | 1(2)着馬(注釈) | レース映像 |
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1997年 11月29日 |
3歳新馬 | 阪神 | 1 | 武豊 | 芝1600 | 1:36.9 | (レガシーハンター) | |
1998年 1月6日 |
白梅賞 | 京都 | 2 | 武豊 | 芝1600 | 1:36.0 | アサヒクリーク | |
1998年 2月8日 |
きさらぎ賞(GⅢ) | 京都 | 1 | 武豊 | 芝1800 | 1:51.3 | (ボールドエンペラー) | |
1998年 3月8日 |
弥生賞(GⅡ) | 中山 | 1 | 武豊 | 芝2000 | 2:01.8 | (セイウンスカイ) | |
1998年 4月19日 |
皐月賞(GⅠ) | 中山 | 3 | 武豊 | 芝2000 | 2:01.6 | セイウンスカイ | |
1998年 6月7日 |
日本ダービー(GⅠ) | 東京 | 1 | 武豊 | 芝2400 | 2:25.8 | (ボールドエンペラー) | |
1998年 10月18日 |
京都新聞杯(GⅡ) | 京都 | 1 | 武豊 | 芝2200 | 2:15.0 | (キングヘイロー) | |
1998年 11月8日 |
菊花賞(GⅠ) | 京都 | 2 | 武豊 | 芝3000 | 3:03.8 | セイウンスカイ | |
1998年 11月29日 |
ジャパンカップ(GⅠ) | 東京 | 3 | 岡部幸雄 | 芝2400 | 2:26.4 | エルコンドルパサー | |
1999年 1月24日 |
アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ) | 中山 | 1 | 0.ペリエ | 芝2200 | 2:16.8 | (サイレントハンター) | |
1999年 3月21日 |
阪神大賞典(GⅡ) | 阪神 | 1 | 武豊 | 芝3000 | 3:13.4 | (メジロブライト) | |
1999年 5月2日 |
天皇賞(春)(GⅠ) | 京都 | 1 | 武豊 | 芝3200 | 3:15.3 | (メジロブライト) | |
1999年 7月11日 |
宝塚記念(GⅠ) | 阪神 | 2 | 武豊 | 芝2200 | 2:12.6 | グラスワンダー | |
1999年 10月10日 |
京都大賞典(GⅡ) | 京都 | 7 | 武豊 | 芝2400 | 2:25.1 | ツルマルツヨシ | |
1999年 10月31日 |
天皇賞(秋)(GⅠ) | 東京 | 1 | 武豊 | 芝2000 | 1:58.0 | (ステイゴールド) | |
1999年 11月28日 |
ジャパンカップ(GⅠ) | 東京 | 1 | 武豊 | 芝2400 | 2:25.5 | (インディジェナス) | |
1999年 12月26日 |
有馬記念(GⅠ) | 中山 | 2 | 武豊 | 芝2500 | 2:37.2 | グラスワンダー |